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【Baguio, Philippines】圧倒的な熱量、圧倒的な迫力、圧倒的なNight Market

by こうさかしんや

ざわざわざわ・・・・
ザッザッ、ザッザッザッ・・・・

ピーピーピー・・・・
ビービッビー・・・・

ガヤガヤ・・・・
ガチャガチャガチャ・・・・


***


絶え間なく聞こえ続ける擬音の数々。

途切れることがない。

ここは、フィリピン・バギオシティの中心部。

夜9時を過ぎたところだ。

辺りはまだまだ活気づいているし、車も人も往来が激しい。

中心部のメインストリート、Session Road(セッション・ロード)の一本隣にHarrison Road(ハリソン・ロード)がある。
その道は、これまた中心部のメインパーク、Burnham Park(バーナム・パーク)に沿って続いており、毎夜大がかりなNight Market(ナイトマーケット)が出現する。

「出現」としたのは、日中は車道、ただ毎夜9時を過ぎると片側の車道をぶっ潰して、マーケットを完成させる。文字通り、ナイトマーケットを「出現」させるのだ。

片側の車道を丸々マーケットとして使用するのだ。隣のレーンでは、車がビュンビュン走っている。
片側の車道を丸々マーケットとして使用するのだ。隣のレーンでは、車がビュンビュン走っている。

初めてこのナイトマーケットに出遭ったのは、僕がバギオに来てから1週間経ってからだった。「ものすごい人の数でごちゃ混ぜな感じの場所なのだけれども、面白い場所だ」と学校の先生たちが口々に教えてくれた。
僕が通っていた学校はそこそこスパルタであり、平日は建物外への外出禁止だったので、土曜日の夜しかナイトマーケットを見に行くことができなかったのである(日曜日は点呼があり、夜9時までに各自部屋に戻っていなければならなかった)。

大きい交差点から延びるハリソン・ロードの付け根部分からマーケットは始まっている。その交差点には、ぐるりと一周するかのような陸橋が架かっている。陸橋上からハリソン・ロードを見下ろした時、ゾクッとした。驚異が大部分を占めていたが、恐怖の側の“ゾクリ”とする感覚も少なからず僕の中で芽生えさせた。

純粋に下に降りたくないな、と思った。

『人、居すぎだろ!』

写真だけ撮って帰ろうかな、そんなことすら思い始めていた。
隣の道では、ひっきりなしに車が信号待ちで止まったり、走り抜けて行ったりする。

・・・・、どこまで続いているのだろうか、このマーケット。向こう側の端っこが見えない。
・・・・、ここまで来て帰る。それは流石にもったいなさ過ぎるのではないか、なんてことを考えたり。


意を決して、陸橋の階段を下りた。

そして、上から見えた、“ぐにゃぐにゃ”と動いていた所へ身を投じた。

各ブースの商品を眺めることに3割
とにかく前に進むこと・自分の貴重品を盗まれやしないか気を張っておくこと7割

それくらいの力量バランスで、前へ前へと進む。
後から分かったが、全長おおよそ350mある。
片道、1時間半かかってしまった。

ビックリした。


350mの両端にフードコートのゾーンが形成されている。

地元の人たちを含めて、皆ここでお腹を満たす。
こってりやあっさりのガッツリ系のごはんからあま〜いデザート系まで様々だ。どこで食したとしてもローカルフードを味わうことができるだろう。
好きなものが見つかるはずだ。


***


のめり込んでいった。
ほぼ毎週行っていたのではないだろうか。
自ずと学校の先生たちに話す内容も僕のナイトマーケット熱が多くを占めるようになっていった。それほどだった。

衝撃的だったのだ。

あれだけの人の波を掻き分けながら進んでいくことも、

服やアクセサリー、骨董品からケータイ電話などの電化製品に至るまでそのほとんどが『安いっ!!!』と唸ったりすることやダンボールに書かれた値札を二度見してみたり、

何が美味しいだろうか、とフードコートをぐるぐるぐるぐる回って、色々な屋台メシに挑戦してみたり、

写真を撮るならどこの場所が良いのだろうかと方々へカメラ片手に行ってみたり、

その空間にいる時間全てが面白かった。


圧倒的だった。


その時の僕にとっては、このナイトマーケットを構成する要素全てに当てられていたのだと思う。

途中、踊り場のようなスペースに出くわす。皆そこで一息つく。ギターの弾き語りをしている人もいれば、おそらく偽物であろうサングラスを勧めてくる者もいた。
途中、踊り場のようなスペースに出くわす。皆そこで一息つく。ギターの弾き語りをしている人もいれば、おそらく偽物であろうサングラスを勧めてくる者もいた。

こうさかしんや
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